「iFree」2ファンドがコスト引き下げ、インデックスファンドとETFのコストの優位性は?

 「iFree日経225インデックス」<201609080A>と「iFreeTOPIXインデックス」<201609080B>のインデックス2ファンドが12月13日からコストを引き下げる。信託報酬等(税込)はともに、従来の年率0.18%から0.17%とする。

 インデックスファンドとETFのコストを比較すると、従来はETFに優位性があると言われてきたが、インデックスファンドのコスト引き下げ競争の結果、資産クラスによってはその関係性に変化が生じている。

 今回引き下げを行う2ファンドが属する「日経225連動型」と「TOPIX連動型」で信託報酬等(税込)を見ると、「日経225連動型」では「iシェアーズ・コア 日経225ETF」<2001090401>が0.11%で最も低い。インデックスファンドで最も低いのは「〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ 日経平均インデックスファンド」<2016112105>の0.17%であり、「iFree日経225インデックス」も今回の引き下げにより同水準となる。「TOPIX連動型」では「iシェアーズ・コア TOPIX ETF」<2015101904>が0.06%で最も低い。インデックスファンドで最も低いのは確定拠出年金専用ファンドを除くと「〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ TOPIXインデックスファンド」<2015042708>の0.17%。国内株式に関しては、依然としてETFにコスト優位性が認められる。

 一方、「MSCIコクサイ(円ベース)連動型」では、「〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ 外国株式インデックスファンド」<2013121001>と「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」<2017022703>のインデックスファンド2本が0.12%で最も低く、ETFで最も低いのは「NEXT FUNDS 外国株式・MSCI−KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信」<2017120702>の0.18%となっている。

 また、「MSCIエマージング・マーケット(円ベース)連動型」においても、「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」<2017073108>と「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 新興国株式インデックスファンド」<2017101302>のインデックスファンド2本が0.20%と最も低く、ETFで最も低い「NEXT FUNDS 新興国株式・MSCIエマージング・マーケット・インデックス(為替ヘッジなし)連動型上場投信」<2018070602>の0.20%を下回っている。海外株式に関しては、インデックスファンドがETFを下回る状況が生じている。

 「東証REIT指数連動型」では、「ダイワ上場投信−東証REIT指数」<2016102406>が0.17%と最も低いが、インデックスファンドで最も低い「Smart−i Jリートインデックス」<2017082905>が0.18%とわずかな差に迫っている。
提供:モーニングスター社
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