4月の国内投信残高は2兆7000億円増、直近10年間で7番目の高水準、先進国株式型が大幅増
4月末の国内公募追加型株式投信(ETF除く、4月新設ファンド除く)の純資産残高合計は前月末比2兆7002億円増の57兆7066億円と4カ月ぶりに増加した。3月は同7兆1957億円の減少と、コロナショックの直撃を受けて直近10年間(2010年5月−2020年4月、120カ月)で最大の減少額となったが、4月は株式市場の反発を背景に増加し、増加額は同期間で7番目の高水準となった。
米国など先進国の株式に投資するファンドの純資産残高が大幅に増加した。純資産残高の増加額をモーニングスターカテゴリー別にみると、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が前月末比6614億円増加して全74カテゴリー中トップ。第2位に「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」(同4333億円増)、第3位に「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」(同3076億円増)と続いた。
4月の米NYダウは前月比11.08%上昇、日本を含む先進国の株価の動きを表す「MSCIワールド(配当込、米ドルベース)」は同10.98%上昇した。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大が峠を越したとの見方が広がったことから、先進国の株価の上昇幅は、新興国の株価の動きを表す「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込、米ドルベース)」の同9.18%を上回った。また、モーニングスター推計に基づく4月の資金フローを見ると、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が750億円の純資金流入と流入超過額トップとなったほか、「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が第2位、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が第3位と、いずれも前月に続く流入超過額上位となった。
個別ファンドについて見ると、純資産残高の増加額上位10ファンド中9ファンドを米国など先進国の株式に投資するファンドが占め、トップは「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(前月末比717億円増)、第2位「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」(同503億円増)、第3位「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(同443億円増)となった。グローバル・プロスペクティブ・ファンド」は、日本を含む世界の上場企業を対象とし、既存の技術やサービスを破壊して新しい商品やサービスを生み出す可能性があると判断した企業の株式に投資する。
なお、国際株式型以外で唯一上位10位内にランクインしたのは「ひふみプラス」で、純資産残高は前月比323億円増加した。
提供:モーニングスター社
米国など先進国の株式に投資するファンドの純資産残高が大幅に増加した。純資産残高の増加額をモーニングスターカテゴリー別にみると、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が前月末比6614億円増加して全74カテゴリー中トップ。第2位に「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」(同4333億円増)、第3位に「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」(同3076億円増)と続いた。
4月の米NYダウは前月比11.08%上昇、日本を含む先進国の株価の動きを表す「MSCIワールド(配当込、米ドルベース)」は同10.98%上昇した。欧米で新型コロナウイルスの感染拡大が峠を越したとの見方が広がったことから、先進国の株価の上昇幅は、新興国の株価の動きを表す「MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込、米ドルベース)」の同9.18%を上回った。また、モーニングスター推計に基づく4月の資金フローを見ると、「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」が750億円の純資金流入と流入超過額トップとなったほか、「国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジなし)」が第2位、「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」が第3位と、いずれも前月に続く流入超過額上位となった。
個別ファンドについて見ると、純資産残高の増加額上位10ファンド中9ファンドを米国など先進国の株式に投資するファンドが占め、トップは「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(前月末比717億円増)、第2位「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)」(同503億円増)、第3位「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(同443億円増)となった。グローバル・プロスペクティブ・ファンド」は、日本を含む世界の上場企業を対象とし、既存の技術やサービスを破壊して新しい商品やサービスを生み出す可能性があると判断した企業の株式に投資する。
なお、国際株式型以外で唯一上位10位内にランクインしたのは「ひふみプラス」で、純資産残高は前月比323億円増加した。
提供:モーニングスター社