つみたてNISA、iDeCoの認知率上昇続く、内容理解は今ひとつ−投資信託協会調査(2)

 iDeCoの認知率62.9%の内訳を見ると、「名前も制度内容も知っている」は20.6%と前回比2.3ポイント増加したが、「名前は知っているが、制度内容は良く分からない」も42.4%と同0.8ポイント増加した。20〜60代で認知率及び「名前も制度内容も知っている」の比率が前回から上昇したが、「名前は知っているが、制度内容は良く分からない」も38.5〜46.8%と一定のウエイトを占めた。

 60歳未満のiDeCo認知者のうち、口座開設率は15.6%(前回比2.5ポイント増)に留まった。口座未開設、及び口座を開設しても投資性商品(定期預金・保険を除く商品)を購入しない理由は、「60歳まで引き出せない」20.6%、「投資に回すお金がない」20.3%、「制度の内容を知らない」17.2%の順となった。

 60歳未満の認知者を対象にした認知内容の調査では、「掛金が全額所得控除される」が42.5%(前回比1.9ポイント増)でトップとなった。iDeCoでの保有金融商品(60歳未満対象)を見ると、投資信託が73.2%でトップとなった。投資信託の中では、「外国株式に主に投資する投資信託」の比率が46.8%(前回比9.9ポイント増)で最も高い。

 今後の利用意向では、「利用したい計」(『利用したい』、『やや利用したい』の合計)が25.3%と前回比3.1ポイント上昇した。

 「対象者拡大・受給開始の上限延長」などの確定拠出年金制度の制度改正については、知っていると回答した認知率が34.4%(前回比10.2ポイント増)、興味があると回答した比率は43.0%(同2.3ポイント増)となった。
提供:モーニングスター社
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