3年連続★★★★★、国内の高配当利回り銘柄に投資するファンドが到達
国内アクティブファンド(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ETF除く)の中で2022年5月末時点までの過去3年間(19年6月末−22年5月末)にかけてモーニングスターレーティングが連続して5ツ星(★★★★★)であったファンドは22本あった。前月末時点から3ファンドが減少した一方、配当利回りの高い国内企業の株式に投資する1ファンドが加わった。
モーニングスターでは毎月上旬に、前月末時点のレーティングを公表している。レーティングは、運用期間3年以上のファンドを対象として、リスク調整後のリターンがその属するモーニングスターカテゴリー内でどの水準にあるのかを5段階で示したものだ。最上位の5ツ星は、そのファンドが相対的な運用効率に優れていることを示す。
今回新たに到達したのは、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「ニュー配当利回り株オープン」(愛称:配当物語)。同ファンドは、予想配当利回りが市場平均と比較して高いと判断した国内上場企業の中から、財務内容の健全性や業績動向、配当方針などを考慮して選定した企業の株式に投資する。2022年5月末時点のポートフォリオの組入銘柄は62で、組入上位は『三菱商事』(組入比率4.62%、予想配当利回り3.38%)、『トヨタ自動車』(同4.56%、同2.63%)、『日本電信電話』(同4.50%、同3.06%)。ポートフォリオ全体の予想配当利回りは3.29%となっている。
同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は12.71%とモーニングスターカテゴリー「国内大型バリュー」平均を0.96%上回り、カテゴリー内上位25%(74本中18位)。標準偏差(リスク)はカテゴリー74本の中で最も低く、リターン上位かつ低リスクの結果、リスクに見合ったリターンを獲得しているのかを見る指標であるシャープレシオはカテゴリー内2位となっている。
信託報酬等(税込)は年率0.99%と、相対的なコスト水準を示すモーニングスターフィーレベルでは、カテゴリー「国内株大型・アクティブ」内において最も低コスト水準である「安い」となっている。
設定来のパフォーマンスを見ると、2022年5月末時点は122.08%とカテゴリー「国内大型バリュー」平均を16.56%上回っている。月次リターンでは、リーマンショック時の2008年10月、欧州債務危機が重しとなった2012年5月、Brexitに揺れた2016年6月、米中関係の悪化が警戒された2018年12月、コロナショック時の2020年3月といった全体相場が大幅な下落に見舞われた際に、いずれもカテゴリー平均を上回った。インカム収入を下支えとして株式市場の下落局面で底堅い傾向が見られる。
提供:モーニングスター社
モーニングスターでは毎月上旬に、前月末時点のレーティングを公表している。レーティングは、運用期間3年以上のファンドを対象として、リスク調整後のリターンがその属するモーニングスターカテゴリー内でどの水準にあるのかを5段階で示したものだ。最上位の5ツ星は、そのファンドが相対的な運用効率に優れていることを示す。
今回新たに到達したのは、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「ニュー配当利回り株オープン」(愛称:配当物語)。同ファンドは、予想配当利回りが市場平均と比較して高いと判断した国内上場企業の中から、財務内容の健全性や業績動向、配当方針などを考慮して選定した企業の株式に投資する。2022年5月末時点のポートフォリオの組入銘柄は62で、組入上位は『三菱商事』(組入比率4.62%、予想配当利回り3.38%)、『トヨタ自動車』(同4.56%、同2.63%)、『日本電信電話』(同4.50%、同3.06%)。ポートフォリオ全体の予想配当利回りは3.29%となっている。
同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は12.71%とモーニングスターカテゴリー「国内大型バリュー」平均を0.96%上回り、カテゴリー内上位25%(74本中18位)。標準偏差(リスク)はカテゴリー74本の中で最も低く、リターン上位かつ低リスクの結果、リスクに見合ったリターンを獲得しているのかを見る指標であるシャープレシオはカテゴリー内2位となっている。
信託報酬等(税込)は年率0.99%と、相対的なコスト水準を示すモーニングスターフィーレベルでは、カテゴリー「国内株大型・アクティブ」内において最も低コスト水準である「安い」となっている。
設定来のパフォーマンスを見ると、2022年5月末時点は122.08%とカテゴリー「国内大型バリュー」平均を16.56%上回っている。月次リターンでは、リーマンショック時の2008年10月、欧州債務危機が重しとなった2012年5月、Brexitに揺れた2016年6月、米中関係の悪化が警戒された2018年12月、コロナショック時の2020年3月といった全体相場が大幅な下落に見舞われた際に、いずれもカテゴリー平均を上回った。インカム収入を下支えとして株式市場の下落局面で底堅い傾向が見られる。
提供:モーニングスター社