国際株式型の残高ウエートが43%に拡大、世界株安でも資金流入続くファンドがけん引
2022年9月末時点の国際株式型ファンド(ETF除く)の純資産総額の合計は35.1兆円となり、2021年9月末時点の34.2兆円から9000億円近く増加した。国内公募追加型株式投信(ETF除く)全体に占めるウエイトも43.3%と、前年9月末時点から0.9%上昇した。世界的な株安に見舞われる中で、一部ファンドへの旺盛な資金流入が支えとなり、残高、ウエートともに前年からプラスとなった。
国際株式型ファンドの純資産総額の国内公募追加型株式投信全体に占めるウエート推移を見ると、2019年9月末時点の27.4%から2020年9月末時点に33.5%、2021年9月末時点に42.3%と大幅な増加が続いた。2022年9月末時点は、各国の利上げなどを受けた世界的な株安が響いて国際株式型ファンドの7割近くが前年9月末時点から残高を減少させた中で、旺盛な資金流入が続くつみたてNISA採用のコストの低いインデックスファンドなどがけん引役となり、残高、ウエートともに前年9月末比でのプラスを維持した。
個別ファンドについて、2022年9月末時点の純資産総額の前年9月末時点との差を見ると、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が7784億円増加し、増額額でトップとなった。「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が3664億円の増加で第3位、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)が3223億円の増加で第4位、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))が3019億円の増加で第5位となり、残高増加上位5ファンド中4ファンドをつみたてNISA採用のコストの低いインデックスファンドが占めた。これら4ファンドは、2022年の累計純資金流入額(9月まで)においても個別全ファンドにおいて上位5位内。2022年に入ってから金融市場が混乱する中でも、長期スタンスの投資家の安定した資金流入が続いている。
アクティブファンドでは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の健闘が目立った。同ファンドの2022年9月末時点の純資産総額は前年9月末時点から4773億円増加し、増加額は全個別ファンド中第2位。2022年の累計純資金流入額(9月まで)も第2位となった。
提供:モーニングスター社
国際株式型ファンドの純資産総額の国内公募追加型株式投信全体に占めるウエート推移を見ると、2019年9月末時点の27.4%から2020年9月末時点に33.5%、2021年9月末時点に42.3%と大幅な増加が続いた。2022年9月末時点は、各国の利上げなどを受けた世界的な株安が響いて国際株式型ファンドの7割近くが前年9月末時点から残高を減少させた中で、旺盛な資金流入が続くつみたてNISA採用のコストの低いインデックスファンドなどがけん引役となり、残高、ウエートともに前年9月末比でのプラスを維持した。
個別ファンドについて、2022年9月末時点の純資産総額の前年9月末時点との差を見ると、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」が7784億円増加し、増額額でトップとなった。「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」が3664億円の増加で第3位、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)が3223億円の増加で第4位、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))が3019億円の増加で第5位となり、残高増加上位5ファンド中4ファンドをつみたてNISA採用のコストの低いインデックスファンドが占めた。これら4ファンドは、2022年の累計純資金流入額(9月まで)においても個別全ファンドにおいて上位5位内。2022年に入ってから金融市場が混乱する中でも、長期スタンスの投資家の安定した資金流入が続いている。
アクティブファンドでは、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の健闘が目立った。同ファンドの2022年9月末時点の純資産総額は前年9月末時点から4773億円増加し、増加額は全個別ファンド中第2位。2022年の累計純資金流入額(9月まで)も第2位となった。
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