ドイチェAMが通貨選択型F「DWS欧州ハイ・イールド債券ファンド(通貨選択型)」6本を設定(1)
ドイチェ・アセット・マネジメントは6月30日、欧州ハイ・イールド債券に投資する「通貨選択型」ファンドの「DWS欧州ハイ・イールド債券ファンド(通貨選択型)」6ファンドの設定・運用を開始した。
「円コース(毎月分配型)」(当初募集金額は2億1300万円)<2010063001>、「ユーロコース(毎月分配型)」(同2億5400万円)<2010063002>に加えて、投資家の人気を集めている資源国通貨である「豪ドルコース(毎月分配型)」(同2億200万円)<2010063003>、「ブラジルレアルコース(毎月分配型)」(同13億3500万円)<2010063005>、南アフリカランドコース(毎月分配型)」(同5200万円)<2010063004>もヘッジ対象とし、さらに3つの資源国通貨(ブラジルレアル、豪ドル、南アフリカランド)を3分の1ずつ組み合わせた「資源国通貨コース(毎月分配型)」(同3億7400万円)<2010063006>の計6コースからなるファンドとなる。販売会社はみずほインベスターズ証券。年12回決算(毎月24日、初回決算日は9月24日)。
「DWS欧州ハイ・イールド債券ファンド(通貨選択型)」は、ルクセンブルグ籍円建外国投資証券「DWSユーロ・ハイ・イールド・ボンド・マスター・ファンド」への投資を通じて、ユーロ建ての高利回り債券を投資対象とする。主要投資先ファンドの運用については、ドイチェ・アセット・マネジメント・グループのリテールビジネスを担当する投資信託会社のDWSが運用を担当する。
投資対象の欧州ハイ・イールド債券市場は、比較的歴史が長い米国のハイ・イールド債券市場からすると歴史は短いものの、90年代からマーケットが発展、特に2000年代前半に入ってからは市場を急拡大させてきたという。10年4月末時点での欧州ハイ・イールド債券市場の規模は約16兆円に達しており、米国のハイ・イールド市場のおよそ3分の1程度となっている。格付別の構成比ではBBからBの債券が欧州ハイ・イールド債券市場の約90%を占めるほか、業種別では銀行が19.6%、基礎産業16.2%、自動車12.1%と業種で幅が出ている。「ユーロ発足後はユーロ圏内での取引拡大のみならず、ユーロ圏外との取引も拡大したことで、欧州ハイ・イールド債券市場は急速に拡張した」(運用部)という。
主要投資先ファンドを運用するDWSではこうした欧州ハイ・イールド債券市場の拡大に注目する形で欧州ハイ・イールド債券に投資するファンドをすでに運用しており(同ファンドとは異なる)、高い評価を得ている。欧州ハイ・イールド債券市場の運用を担当するチームは4名で構成され、グローバルでハイ・イールド債券市場を担当するメンバー13名と連携して、世界のハイ・イールド債券市場をカバーしている。特に欧州市場では、ユーロ圏外の企業がユーロ建てでハイ・イールド債券を発行するケースがあり、こうしたグローバル担当の人員が同ファンドの運用を支えている。
提供:モーニングスター社
「円コース(毎月分配型)」(当初募集金額は2億1300万円)<2010063001>、「ユーロコース(毎月分配型)」(同2億5400万円)<2010063002>に加えて、投資家の人気を集めている資源国通貨である「豪ドルコース(毎月分配型)」(同2億200万円)<2010063003>、「ブラジルレアルコース(毎月分配型)」(同13億3500万円)<2010063005>、南アフリカランドコース(毎月分配型)」(同5200万円)<2010063004>もヘッジ対象とし、さらに3つの資源国通貨(ブラジルレアル、豪ドル、南アフリカランド)を3分の1ずつ組み合わせた「資源国通貨コース(毎月分配型)」(同3億7400万円)<2010063006>の計6コースからなるファンドとなる。販売会社はみずほインベスターズ証券。年12回決算(毎月24日、初回決算日は9月24日)。
「DWS欧州ハイ・イールド債券ファンド(通貨選択型)」は、ルクセンブルグ籍円建外国投資証券「DWSユーロ・ハイ・イールド・ボンド・マスター・ファンド」への投資を通じて、ユーロ建ての高利回り債券を投資対象とする。主要投資先ファンドの運用については、ドイチェ・アセット・マネジメント・グループのリテールビジネスを担当する投資信託会社のDWSが運用を担当する。
投資対象の欧州ハイ・イールド債券市場は、比較的歴史が長い米国のハイ・イールド債券市場からすると歴史は短いものの、90年代からマーケットが発展、特に2000年代前半に入ってからは市場を急拡大させてきたという。10年4月末時点での欧州ハイ・イールド債券市場の規模は約16兆円に達しており、米国のハイ・イールド市場のおよそ3分の1程度となっている。格付別の構成比ではBBからBの債券が欧州ハイ・イールド債券市場の約90%を占めるほか、業種別では銀行が19.6%、基礎産業16.2%、自動車12.1%と業種で幅が出ている。「ユーロ発足後はユーロ圏内での取引拡大のみならず、ユーロ圏外との取引も拡大したことで、欧州ハイ・イールド債券市場は急速に拡張した」(運用部)という。
主要投資先ファンドを運用するDWSではこうした欧州ハイ・イールド債券市場の拡大に注目する形で欧州ハイ・イールド債券に投資するファンドをすでに運用しており(同ファンドとは異なる)、高い評価を得ている。欧州ハイ・イールド債券市場の運用を担当するチームは4名で構成され、グローバルでハイ・イールド債券市場を担当するメンバー13名と連携して、世界のハイ・イールド債券市場をカバーしている。特に欧州市場では、ユーロ圏外の企業がユーロ建てでハイ・イールド債券を発行するケースがあり、こうしたグローバル担当の人員が同ファンドの運用を支えている。
提供:モーニングスター社