「BNPパリバ スター・マネージャー・ファンド」―スター・マネージャーの株やファンドに注目(2)
BNPパリバ インベストメント・パートナーズは7月1日、「BNPパリバ スター・マネージャー・ファンド(愛称=四天王)」(追加型投信/内外/資産複合/特殊型)の運用を開始した。同ファンドはグローバル株式、新興国株式、外国債券、コモディティーの4分野のスター・マネージャーにより創設され運用されている企業の株式やファンドのパフォーマンスを獲得することを目指すことに加え、BNPパリバのリスク・コントロールが行われる仕組みのファンドとなる。販売会社は東海東京証券。年4回(2月、5月、8月、11月の各20日)決算。原則、毎週月曜日に買い付け申し込みを受け付ける。
「BNPパリバ スター・マネージャー・ファンド」は、米ドル建ての仕組債(パフォーマンス参照債)への投資を通じ、グローバル株式、新興国株式、外国債券、コモディティーの4分野のスター・マネージャーにより創設されている、もしくは運用されている株式やファンドのパフォーマンスを獲得することを目指す。投資対象の4資産は均等投資され、月次でリバランスされる仕組みとなる。さらに、「四天王バスケット」という形でリスク・コントロールされることも大きな特徴となる。
外国債券部分は、ビル・グロース氏がポートフォリオ・マネージャーを務めるピムコ・トータル・リターン・ボンド・ファンドに投資する。同氏は、米モーニングスターの「過去10年間で最高のファンドマネジャー」である「ファンド・マネジャー・オブ・ザ・ディケード」を受賞するなど、債券運用での最高の評価を得ている。パフォーマンスの参照対象のピムコ・トータル・リターン・ボンド・ファンド(Eクラス)は純資産が123億ドル超に達し、投資対象は格付け別でみるとAAAが69%と、高格付けの銘柄が過半数を占めている。
コモディティー部分は、ジム・ロジャーズ氏が創設したコモディティー指数であるRICIに追随することを目指すディアパソン・ロジャーズ・コモディティ・インデックス・ファンドを参照対象とする。RICIは取引量ではなく、グローバル規模での実際の消費量に基づいたインデックスのウエートを採用するといった特徴を持つ。今回、上記のファンド、株式の選定にあたっては、4つの分野のスター・マネージャーにより創設・運用されていることに加え、投資対象分野の分散効果と、投資対象ファンドなどの解約条件といった流動性、手数料などを勘案して決定したという。
同ファンドの具体的なリスク・コントロールについては、長期間での投資対象資産の平常時の値動きから判断される一定の目標水準(年率12%)になるように日々コントロールすることになる。具体的には市場の混乱などによる価格変動率が上昇するケースにおいては、「四天王バスケット」において4資産全体への投資額を減らし、現金などの比率を高めることにより価格変動率を一定水準(年率12%)にすることを目指す。逆に、市場が安定し、価格変動率が低下する場合には4資産全体への投資額を借入金の活用で引き上げ、一定の目標水準まで引き上げる。4資産への投資比率は変更せずに、全体の投資額を増減(ゼロ%から150%まで変更可能)することでリスク・コントロールを行う。
今回、従来のバランス・ファンドなどで多く採用されていた各資産の投資比率を変更してリスクに対応するといった手法を採らずに、上記のリスク・コントロールを採用した理由について、4資産に等分に投資するという「わかりやすさ」を維持することに加え、過去のパフォーマンスを参照するとリスク・コントロールがパフォーマンス向上に結びついているとの分析結果が挙げられるようだ。
主な購入費用など
購入単位、コース:1万円以上1円単位(1万口以上1口単位)、「分配金受取コース」
買付手数料(上限、税込み):3.675%
信託財産留保額:0.3%
信託報酬率(年、税込み):1.26%
◇主要投資対象の「パフォーマンス参照債」の関連費用
「パフォーマンス参照債」の発行費用や管理等費用:債券価格に対して年0.7%が控除
「四天王バスケット」の対象資産の主な関連費用
テンプルトン・エマージング・マーケット・ファンド(Aクラス):インベストメント・マネジメント・フィー(年率1.6%)、アドミニストレイティブ・フィー(最大年率0.2%)など
ピムコ・トータル・リターン・ボンド・ファンド(Eクラス):アドバイザリー・フィー(年率1.25%)など
ディアパソン・ロジャーズ・コモディティ・インデックス(Cクラス):マネージメントフィー(年率1.0%)など
上記以外の費用が発生する場合があります。
提供:モーニングスター社
「BNPパリバ スター・マネージャー・ファンド」は、米ドル建ての仕組債(パフォーマンス参照債)への投資を通じ、グローバル株式、新興国株式、外国債券、コモディティーの4分野のスター・マネージャーにより創設されている、もしくは運用されている株式やファンドのパフォーマンスを獲得することを目指す。投資対象の4資産は均等投資され、月次でリバランスされる仕組みとなる。さらに、「四天王バスケット」という形でリスク・コントロールされることも大きな特徴となる。
外国債券部分は、ビル・グロース氏がポートフォリオ・マネージャーを務めるピムコ・トータル・リターン・ボンド・ファンドに投資する。同氏は、米モーニングスターの「過去10年間で最高のファンドマネジャー」である「ファンド・マネジャー・オブ・ザ・ディケード」を受賞するなど、債券運用での最高の評価を得ている。パフォーマンスの参照対象のピムコ・トータル・リターン・ボンド・ファンド(Eクラス)は純資産が123億ドル超に達し、投資対象は格付け別でみるとAAAが69%と、高格付けの銘柄が過半数を占めている。
コモディティー部分は、ジム・ロジャーズ氏が創設したコモディティー指数であるRICIに追随することを目指すディアパソン・ロジャーズ・コモディティ・インデックス・ファンドを参照対象とする。RICIは取引量ではなく、グローバル規模での実際の消費量に基づいたインデックスのウエートを採用するといった特徴を持つ。今回、上記のファンド、株式の選定にあたっては、4つの分野のスター・マネージャーにより創設・運用されていることに加え、投資対象分野の分散効果と、投資対象ファンドなどの解約条件といった流動性、手数料などを勘案して決定したという。
同ファンドの具体的なリスク・コントロールについては、長期間での投資対象資産の平常時の値動きから判断される一定の目標水準(年率12%)になるように日々コントロールすることになる。具体的には市場の混乱などによる価格変動率が上昇するケースにおいては、「四天王バスケット」において4資産全体への投資額を減らし、現金などの比率を高めることにより価格変動率を一定水準(年率12%)にすることを目指す。逆に、市場が安定し、価格変動率が低下する場合には4資産全体への投資額を借入金の活用で引き上げ、一定の目標水準まで引き上げる。4資産への投資比率は変更せずに、全体の投資額を増減(ゼロ%から150%まで変更可能)することでリスク・コントロールを行う。
今回、従来のバランス・ファンドなどで多く採用されていた各資産の投資比率を変更してリスクに対応するといった手法を採らずに、上記のリスク・コントロールを採用した理由について、4資産に等分に投資するという「わかりやすさ」を維持することに加え、過去のパフォーマンスを参照するとリスク・コントロールがパフォーマンス向上に結びついているとの分析結果が挙げられるようだ。
主な購入費用など
購入単位、コース:1万円以上1円単位(1万口以上1口単位)、「分配金受取コース」
買付手数料(上限、税込み):3.675%
信託財産留保額:0.3%
信託報酬率(年、税込み):1.26%
◇主要投資対象の「パフォーマンス参照債」の関連費用
「パフォーマンス参照債」の発行費用や管理等費用:債券価格に対して年0.7%が控除
「四天王バスケット」の対象資産の主な関連費用
テンプルトン・エマージング・マーケット・ファンド(Aクラス):インベストメント・マネジメント・フィー(年率1.6%)、アドミニストレイティブ・フィー(最大年率0.2%)など
ピムコ・トータル・リターン・ボンド・ファンド(Eクラス):アドバイザリー・フィー(年率1.25%)など
ディアパソン・ロジャーズ・コモディティ・インデックス(Cクラス):マネージメントフィー(年率1.0%)など
上記以外の費用が発生する場合があります。
提供:モーニングスター社